未経験からドライバーになるための資格~タクシー運転手編~
2020.04.03掲載
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こんにちは。

東京ドライバー求人・転職サーチのお役立ち情報部です。

今回はタクシードライバーになるために必要な資格についてお伝えしていきたいと思います。

東京でタクシードライバーになるには、

「普通自動車第二種運転免許の取得」と「地理試験への合格」が必要です。

お客様を乗せる場合は第二種免許が必要である、ということはなんとなく知っていても、地理試験への合格が必要であるということは、ご存じなかった方も多いのではないでしょうか。

それぞれについて説明していきたいと思います。

 

①普通自動車第二種運転免許

日常生活で車を運転されている方のほとんどが持っている免許は「普通自動車第一種運転免許」ですが、旅客の運送を目的として行う場合には、「第二種」免許が必要となります。

普通自動車第二運転免許をとることで、タクシーやハイヤーなど乗車定員が10人以下の車にお客様を乗せることが出来るようになります。

また、バスなど定員が11人を上回る車にお客様を乗せて運転する場合には、別に中型二種免許や大型二種免許の取得が必要になりますので注意して下さいね!

詳しくは【未経験からドライバーになるための資格~バス運転手編~】をご覧ください。

 

タクシードライバーとして働くために絶対に必要な資格である、「普通二種免許」取得の受験資格と試験内容は以下のようになります。

 

  • 受験資格

以下の二つの資格を満たす必要があります

・満21歳以上であること

・大型免許、中型免許、準中型免許、普通免許または大型特殊免許を取得して、これらの免許のいずれかの運転経歴が通算して3年以上であること

 

  • 試験内容

第一種普通免許と同様で、試験は学科試験と実技試験からなります。

平成30年の合格状況は第一種普通免許が71.6%であるのに対し、第二種普通免許は43.5%です。

一種免許と二種免許の大きな違いは、商業目的としてお客様を乗せて運転することが出来るか出来ないか、という部分です。人の命を預かって運転することになるので、第二種の試験は第一種の試験より厳しい試験内容、厳しい合格基準となっています。

免許取得については、企業によっては合宿・受験費用を負担してくれる場合や、社内研修によって一発試験合格を目指す場合とさまざまですよ。

 

②地理試験

東京特定指定地域(特別区、武蔵野市、三鷹市)でタクシードライバーになるには、「輸送の安全および利用者の利便の確保に関する試験」を受験し、合格する必要があります。この試験が一般に「地理試験」と呼ばれる筆記試験のことです。この試験はタクシー事業に関する法令を聞く問題と、当該指定地域の地理について聞く問題で構成されており、2科目両方で合格ラインに達する必要があります。

 

  • 法令科目

タクシー事業に関する法令、安全、接遇に関する問題が45問出題されます。

80%以上の正解で合格となります。

 

  • 地理科目

道路や地名、著名な建造物、公園、名所及び旧跡、鉄道の所在などから40問が出題されます。

こちらも正解率80%以上で合格となります。

 

二種免許は取得できても、地理試験になかなか合格できないという方も多いです。タクシーの場合は渋滞を避けて路地を通ったり、住宅地までお客様をお迎えに行ったりと、地理をしっかりと把握していることが大前提です。

地理試験も受講に関する金銭の負担や、対策として社内研修、外部講習を行っている企業が多くあります。

 

東京でタクシードライバーになるためにどのような資格が必要かご理解いただけたでしょうか。

難しそう、大変そうと感じる方も多いかと思いますが、未経験の方向けに免許取得や地理試験合格に向けた研修や金銭的サポートを行っている企業も多くあります。

求人を見る際に、どういった研修制度を行っているかなども考慮にいれてみてはいかがでしょうか?

 

≪各種リンク≫

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≪参考サイト≫

・公益財団法人東京タクシーセンター https://www.tokyo-tc.or.jp/index.cfm

・警察庁交通局運転免許課「運転免許統計 平成30年度版」

https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/menkyo/h30/h30_main.pdf

・埼玉県警察HP https://www.police.pref.saitama.lg.jp/index.html